後書きと言っても大したものでもないので、書くに当たってのバックグラウンドとか。こういうのって書いてる本人にとっても良いらしいですし、ボケ防止に書いていこうかななんて。
 “いずれ死ぬだろう”は機械の身体と人間についての話を念願においたもので、世界の崩壊は都合上しかたなくです。結局、交換する部品も手に入れにくいというお話もついてきたので、非常に都合がよかったです。人間も身体を動かすのにいろんな仕組みがあって、1年もすれば身体が全部違う物質に入れ替わるわけで、必要なものは消費するということを端的に言えば生身も機械もそうは違わない。なら機械でも必要なものが無ければ生きられない。
 とは言えそれがあまり活かせたとも思えない終わり方をしてしまいました。小説と言うか、なんと言うか、オチなしヤマなしなお話になってしまったのが失敗です。他にも未来文明に回収されて電子頭脳を弄繰り回される、同類に出会ってバッテリーを奪い会う、なども考えていましたが、彼がそれに入れ替わるという事件に集中し過ぎたようです。
 いえ、好きですけどね。自分の作品ですし。

 ちなみにこれを書いてるときのBGMはアイアンメイデンの曲が多かった気がします。


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